【保存版】確実にサウンドを向上させるJRADのARCHER徹底レビュー
今回の記事は、J ROCKETT AUDIO DESIGNSのARCHERについて徹底的にレビューしたいと思います!
ARCHERを購入検討している方は絶対にこの記事を読んでください!
このペダルは【ケンタウルス】のコピー品として語られ、比較されることで評価を受けています。
しかし、もうそんな無意味な評価はやめましょう!
このペダルの真の価値が見えなくなってしまいます。
伝説のKlon Centaurのコピーではなく、あなたの音楽ライフを完全なモノにする為の偉大なアイテムのご紹介です!!
J ROCKETT AUDIO DESIGNS ARCHER
数日前の記事でKlon Centaurについてお話ししました。
出来れば、その記事を読んでこの記事を読んでいただければ、もっと深くこのペダルの価値がご理解いただけると思います。
effectorboard555.hatenablog.com
はじめに
僕はこのペダルを2015年ぐらいから使い続けています。
もう何回ライブを共にしたか数え切れる数ではありません。
たぶん、400回ぐらいはこのペダルとライブしていると思います。
しかも、便利すぎて2個も持っています!(笑)
というわけで、使い倒した経験とお気に入りだからこそ書ける記事を今回は書きたいなと思います!
このペダルの使い方
このペダルは、ケンタウロスの後続機種という事で、基本的にはオーバードライブ・ブースターという括りで語られることの多いペダルです。
もちろん、そのような使い方でも十分このペダルの能力は発揮できます。
しかし、単純に歪を生み出す事や、音量やゲインアップとして考えるのはもったいないペダルです。
それに、そういう思いでこのペダル(ケンタウルスも)を手にすると、いまいち使い方が分からずに『いらないな』って思いがちです。
このペダルの真の価値は【サウンドをエンハンス(高める・向上させる)する】という能力です。
※今回の記事はこの【エンハンス】という言葉がキーワードです。
高品質バッファー
J ROCKETT AUDIO DESIGNSのペダル全体的に言える事なのですが、とにかくバッファーの音質が素晴らしいです。
このペダルを繋ぐと、このような効果が自然と生まれます。
バッファードバイパス(ペダルOFF時も常にバッファーが作動している)ですので、エフェクターボードの最初の方に置いておくだけで、ボード全体のサウンドをエンハンスしてくれます。
エフェクターをONにする
エフェクターをONにすると、先ほど挙げた効果が更に強まります。
J. Rockett Audio Designs Archer Boost / Overdrive
この動画の最初のサウンドはこのペダルをOFFにして弾いていますが、ONにした時のサウンドの違いが分かりやすいです。
この動画のMike Hermansさんは、この手のレビュー動画をたくさん作っている方ですが、この人はタッチを繊細にコントロールする方なので、このペダルの魅力が分かりやすいと思います。
アンプとギターは何を使う?
このペダルの魅力の一つが、ギターとアンプによってサウンドのイメージが変わることです。
つまり、ギターの魅力とアンプの魅力を引き出してくれるという事です。
ストラト・テレキャス・レスポール・セミアコなんでもこのペダルは合います。
もちろんシングルコイルピックアップでもハムバッカーピックアップでも、このペダルは高いエンハンス能力を発揮してくれます。
TREBLEというコントロールが付いていますが、これは高音域を単純にコントロールするのではなく、ピークを変えるってイメージのノブです。
※この辺りはちょっと説明が難しいですね…初心者の方には少し分かりずらい説明になってしまうかもしれません(すみません)
レコーディングのミックスの際に、録ったギターの音を先ずはエンハンスすることから始めます。
嫌な音域成分をカットしたり、コンプをかけたり、アンビエントを調節したり。
この、ミックス作業の際、ギターやアンプの種類によって調節する帯域というのに癖が出ます。
この、調節を簡易的にTREBLEというコントロールで操作するイメージです。
ですので、ここは少し慣れが必要ですが、このコントロールノブの挙動を把握できれば、どんなギターでもおいしいポイントを見つけることができるでしょう。
また、この特徴からアンプやギターを選ぶ喜びを感じていただけると思います。
もし、あなたがこのペダルを売ろうと考えているのなら、売る前にギターやアンプをいろいろと繋ぎ変えてみてください!
お気に入りのセットを、F1マシンのように高い操作性へ導いてくれます。
歪み
このペダルの立ち位置を難しくしているのが【歪み】の問題だと思います。
ケンタウルスも同じですが、オーバードライブ!と思い『よし!歪ませるぞ!』と思ってしまうと失敗します。
基本的には歪まないと思ってください。
仮にJC-120にシングルのストラトとこのペダルを繋ぎ、GAINをFULLに上げたとします。
そうすると、クランチ~軽い歪みぐらいは出ると思います。
しかし、そのサウンドに満足する人は少ないと思います。
やはり、このペダルは真空管アンプとの共同作業で、極上の歪を生み出すのです。
GAINコントロールの特徴
このGAINが超優秀です。
きめ細かいクリーミーな歪がアンプの真空管を刺激するような感覚があります。
アンプだけではジャリッとした歪でも、このペダルとのコンビネーションでジュワっとクリーミーな歪へと変わります。
また、GAINを上げるほどコンプ効果も上がっていきますので、まさに真空管アンプの様な挙動をするのも特徴です。
このコンプ効果とも関係があると思いますが、程よくサスティーン(音の伸び)も得られます。
さらに、ここは今回是非伝えたいのですが、このペダルはクラシカルな音楽に合うイメージがあると思います。
ROCKやR&BやJAZZ系のイメージってありませんか??
しかし、ハイゲインアンプに繋いでこのペダルをONにしてみてください!
極上のメタルソロが弾けますよ!!
先ほどの動画の7:17辺りを見てもらうと、ローゲインですがピッキングハーモニクスがきれいに出ているのが分かると思います。
このペダルは、GAINを14時以上上げると倍音の出方がぐっと上がります。
この辺りも、ハイゲインアンプとのマッチングの良さを感じます。
BognerのEcstasyなんかをこのペダルでブーストしてみてほしいです。
ほんとにJoJoの音石明状態になるはずです(笑)エクスタシィィィィー!!
高いヘッドルーム
このペダルは内部で18vまで電圧を昇圧しています。
この効果で、ヘッドルーム(歪むまでの余裕)が上がり、まさにアンプライクなコントロール感覚になっています。
この感覚を分かりやすく説明すると、10wのアンプが25wになるような感覚です。
お気に入りの歪ペダルの後段(後ろ)に入れてあげれば、真空管アンプをプッシュしているような気持のいいコンプ感と芳醇な歪を感じていただけます。
ちなみに、ちょっと話がそれてしまいますが…
9v電圧と18v電圧どちらにも対応しているペダルってありますよね??
僕は、ペダルボードにこれを入れています。
小型の昇圧器です。
こいつをペダルボードの裏に両面テープで貼っておくだけで、好きな時に9vを18vに昇圧することができます。
ライブ会場やその時のメンバー、またその時のペダルの組み合わせなど、状況に応じてこのヘッドルームの調整を行うと、より自身のサウンドをエンハンスすることができます。
セッティング
- GAIN 0 VOLUME 12時 TREBLE 12時にセッティングすると、ちょうど原音と同じサウンドでエンハンス効果だけ付加する形になります。
- GAIN 12時 VOLUME 19時 TREBLE 12時にセッティングすると、軽いクランチ音でピッキングニュアンスが気持ちよく出てきます。
この2つのセッティングを軸に
クリーンブースター的に使いたければ1のセッティングを基準に
オーバードライブとして、又は、ゲインブースターとして使いたい場合は2のセッティングを基準に考えていけば
おいしいセッティングを見つけることができると思います。
最後に
今回はJ ROCKETT AUDIO DESIGNSのARCHERの詳細レビューを書いてみました。
J. ROCKETT AUDIO DESIGNS (ROCKETT PEDALS) / ARCHER BOOSTER
- 出版社/メーカー: J. ROCKETT AUDIO DESIGNS
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個人的に、このペダルはここ数年の中でトップ3に入るほどのお気に入りペダルです。
仕事に行くときに、このペダルがあればなんとかなる!って安心感があります。
ケンタウルスのコピー商品。そういった目線でこのペダルを見ると、どうしても【いかに似ているか?】という話になってしまいます。
しかし、その曇り眼を晴らしたとき、このペダルの真の価値をハッキリ実感していただけるはずです。
ではまた次回。
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