持ってないと損です極上の歪ペダルFulltoneOCD-Ge徹底レビュー
今回の記事は、Fulltone OCD-Ge Cuctom Shopについて散々ライブで引き倒した経験の元、レビューを書いてみたいと思います。
最初にハッキリ書いておきますが、このペダルは本当に最強です!
僕が今まで弾いてきた歪ペダルの中でも、サウンド・実用性共に最強クラスの歪ペダルです。
今回の記事は熱が入りすぎて長くなっちゃいました!(苦笑)
ですので、目次をうまく使ったり、ブックマークに登録するなどして読んでいただけると嬉しいです!
Fulltone OCD-Ge
2019年10月13日に発売されたこのペダルを、僕が手にしたのが11月2日です。
この記事を書いているのが12月1日ですから、手にして1カ月ほどです。
その期間に、約15本のライブをしました。
大きなホールから、小さなライブハウスまで、編成もボーカルとのデュオから大編成のバンドまで。
また、Blogの更新が最近出来てませんでしたが、ツアーに出かけていて、そのツアーにもこのペダルを同行させました!
ツアー帰りで、このペダルのことがますますよく理解できたと思います!
様々な環境でこのペダルを使ってみて、今、このペダルへの信頼感は揺るぎないものになっています。
どのような点が僕にそう思わせるのか?
そのあたりを詳しく書いてみようと思います。
Fulltone OCD V2
Fulltone OCD V2も超有名な歪ペダルですよね!持っている方も多いと思います。
僕も、このシリーズは一通り使ってきましたし、V2はいまだに持っています。
しかし、正直ずっと使ていないのが現状です。
このペダルは、ギター単体で弾いた時のサウンドは本当に気持ちがいいのですが、バンドアンサンブルの中に入ると、低音の押し出しが強く馴染まないという弱点を持っています。
ブーミーとよく表現されますが、この特性を嫌って使わないギタリストは多いのではないでしょうか?
しかし、この低音のブーミーさには意味があると僕は考えています。
歪においての低音の重要性
バンドアンサンブル内での、ギターのイコライジングに関しては、細かく書くとすごく長くなるので、今回は簡単に説明しますが
歪サウンドの低音は、主に音圧感(迫力)を感じさせる部分です。
低音をガッツリカットし、高音と中音だけの音にしてしまうと歪サウンドは迫力のないものになってしまいます。
ですので、歪サウンドを作る際には、ある程度の低音感が付加された方が、ギタリストは【いい音】と認識することになります。
また、歪サウンドにおいての低音というのは【歪み終わり】の部分にも影響しています。
歪んだサウンドでFなどのコードを弾いてみてください。
ジョワ―っと歪んだ音のサスティーンが、高音域から徐々にクリーンに変わるのが分かると思います。
つまり、歪のリリース部分でのニュアンスが、低音域によって左右されているのです。
しかし、低音というのは難しくて、高音や中音に比べ、指向性のない音域ですので、バンド内で他の楽器(ドラムやベース)の出す低音とMIXしてしまいます。
誰がどの音を出しているのかわからない現象が起きます。
この辺りを理解していないバンドマン(ギタリスト・ベーシスト・ドラマー)は多く
自身のサウンドを良くすることを考え、バンドアンサンブルが壊れるという事は良く起こっています。
- ギター単体では低音感が欲しい
- バンドアンサンブルでは低音を削りたい
このジレンマをギタリストは抱えているという事です。
OCDのブーミーさ
という事で、OCD V2でよく言われるブーミーな低音は、ギター単体で考えた時には不必要とは言えない音域だと言えます。
また、アンプでのサウンドメイクの際に、低音を上げるギタリストがいますが、基本的にアンプのBASS(低音)は上げる必要はありません。
これは、あの天才アンプデザイナーのラインハルト・ボグナー氏(Bognerの創始者)も言っているのですが
低音は歪との塩梅で調整するためのもので、クリーンサウンドでは基本的に低音は上げる意味がありません。
基本的なアンプセッティングの際に低音を上げてしまうと、OCD V2の低音は強すぎると感じてしまうでしょう。
ですので、OCD V2を使う際は、アンプのBASSノブは下げ目にセッティングしておく必要があります。
しかし、他のエフェクターとの兼ね合いもありますので、OCD V2の音作りだけを考えてアンプのセッティングを考える事も出来ないのが実情です。
この辺りが、歪サウンドを作る際に最も難しい問題なのです。
OCD V2の弱点をカバー
今回ご紹介しているOCD-Geは、OCD V2のアップデート版です。
歪の要であるトランジスタを良質なゲルマニウムトランジスタに置き換え、そのトランジスタを元に回路を大幅に見直したという特別仕様です。
この回路の見直しで、サウンドが絶妙に微調整され、不必要な低音感が削られています。
ギター単体で弾いた際の迫力感は落ちたように感じますが、バンド内での弾き心地は格段に向上しています。
この性質のおかげで、ゲインを上げても音が崩壊することがなく、ハイゲインサウンドも十分に使える音になっています。
使えるサウンドが豊富
OCD V2では、ゲインを上げすぎると音抜けが悪く音像が平らになるという問題がありましたがこのOCD-Geは、ゲインをフルに上げても音像が崩壊するという事はありません。
また、ゲインを0にしても、気持ちの良いクランチサウンドになり、その音単体でもピッキングニュアンスの出る気持ちのいい音ですし
歪んだアンプをプッシュするboosterとしても使い心地の良いチューニングになっています。
ミニスイッチ
HPとLPというミニスイッチがありますが、HPは高音が抜けて若干ゲイン量が落ちるサウンド、LPは中音がの押し出しが強く若干ゲインが上がるイメージ。
ソロなどで使う際はHPにセッティングし、ブースターとしての用途ではLPにセッティングするといいかなと思いました。
電圧
また、OCD V2は18Vで駆動させると、その低音のブーミーさも軽減され、使いやすきなるという特性を持っていますが
このOCD-Geは、通常の9Vでその雰囲気が出ているように思います。
ボリュームへの追従性
とにかく手元のニュアンスに忠実に従います!!
ボリュームを絞るとクリーンにできますし、ピッキングのニュアンスも驚くほど拾ってくれます。
もうこのペダルは踏みっぱなしでいいんじゃね?
って思えちゃうほど、手元で幅広いサウンドメイクができるペダルです。
歪の質
これは好みもあると思いますが…
いや!このサウンドを嫌いなギタリストがいるのか??
僕は、このペダルのサウンドはドンピシャでハマりましたね!
ジリジリと纏わりつく歪の粒子が、一粒一粒踊っているように生き生きとしています。
サスティーンも気持ちよく伸び、適度な太さと迫力を持つこの歪サウンドは、多くのギタリストの心を解放してくれるサウンドだと思います。
バンドアンサンブルの中で、崩壊せずにこのクオリティの喜びを感じるペダルはなかなかないですよ!!
ここがこのペダルの最大の魅力ですし、今回最も伝えたいことです!
前記したような、ギタリストの抱えるジレンマを、このペダルは絶妙なバランスで払拭してくれます。
バッファー
内部スイッチで、バッファードバイパスとトゥルーバイパスが切り替えられるのですが
このバッファーも僕は好きな音色です!
サウンドに艶が出る上質なバッファーで、基本的に繋ぐだけで音が良くなる部類に入るペダルだと思います。
まとめ
今回はFulltone OCD-Geについてのレビュー記事を書いてみました。
このペダルって限定販売ですか??
上質なゲルマニウムトランジスタが入荷したので作ったと言われていますから、カスタムショップとはいえずっと作るわけじゃいないんですよね?
もし限定販売なら、そのうち手に入らなくなっちゃいますよね。
僕は正直、このペダルを5個は買いだめしておきたいほど気に入りました。
マジです。
全てのペダルボードに入れたいほど気に入りましたよ。
Fulltone OCD V2の印象で敬遠している方もいると思いますが、是非試奏していただきたいな思います。
Fulltoneがまた偉大な仕事をしたと感じる名作ペダルです。
おすすめです!
ではまた次回。
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