【激レア歪み】破壊と再生の神ペダル!HumanGearAnimatoForteレビュー
今回の記事は、HUMAN GEAR ANIMATO FORTEについて書いてみようと思います。
幻のFUZZペダルと呼ばれているANIMATOの本家MOD品!!
個人的にはProCo RatとFuzzFaceの中間的なペダルと考えています。
いきなりFunnyな画像から失礼します(笑)
これは、僕がこのペダルを手にした日に、嬉しさのあまり持ち帰る前に思わずUnpackして、こいつを眺めながらお茶した時の写真です(笑)
HumanGearAnimatoForte
このペダルは知る人ぞ知るって感じのエフェクターだと思います。
FINE ODやFINE DSなどパーツや品質にこだわって評価の高い製品を作っているHuman Gearの中でも、このANIMATOは幻のペダルと言われています。
初期ANIMATOは2005年から年に5台限定で12年間作られ、総生産台数が60台しかない超レアアイテムです。
なんでこんな事になるかというと、選び抜かれた部品だけを使って基盤回路を構成しているため、基準を満たすパーツが入荷しないと作れない。
そういった理由から、大量生産できないというペダルだからです。
特に、回路の核であるゲルマニウムトランジスタにはすごい拘りがあるそうです。
また、各パーツもUSA製の高品質パーツしか使わないのだとか!
初期型ANIMATOは生産を終えてしまうのですが、市場の熱い要望から、生産を再開します。
その際、ミュージックシーンのサウンドの変化を考慮し、より現代のニーズに合ったモディファイ(Modと表記されますが、部分的に修正・改造を施す意味)を行い復刻されたのが、今回記事にしているANIMATO FORTEです。
どんなペダル?
ここがちょっと難しいんです。
デジマートなんかで探す場合はファズというカテゴリーに括られていると思います。
しかし、ディストーションっぽくもありますし、ファズと言われればファズだね!って感じもしますし…
とても守備範囲が広いペダルです。
コントロール
4つのコントロールと1つのスイッチがあるのですが
まず4つのコントロールノブは
- VOL ボリューム(音量)を決めます
- DIST 歪量を決めます
- TONE 低音域をコントロールします
- SENS ニュアンスを変えます
『うん!普通だね!』って思われたと思うのですが、TONEとSENSコントロールが少し独特なのです。
TONE
TONEは、一般的なTONEのように右に回すと明るくなる!左だと暗いね!っていう単純なモノではなく
歪みの音圧感(低音域の)を増したり減らしたりするようなイメージです。
また、DISTノブの位置によって若干、挙動が変わります。
DISTを下げ目にセッティングして右に回していくと、ブリッ!とした低域がスッキリしていくイメージの変化ですが
DISTを上げ目にセッティングして右に回していくと、低域の密度が上がるというか、ボワー!と広がってた音圧がギュー!と集まってくるような、言葉で説明し辛いですが、低域の支配域が広く拡散していたものが一転集中で前へ飛ぶようなイメージになります。
このTONEノブは家で小さな音量で弾いていてもさほど変化を感じにくいです。
一瞬、『あれ?壊れてる?』って思うかもしれません。
しかし、ライブ会場やスタジオで大音量で試してみると、その効果がよく分かります。
この低域の支配域が広い時に、ファズっぽいな!って印象があります。
しかし、一転集中しているときにはディストーションっぽいね!と思います。
SENS
このSENSは、FUZZのGATEのような挙動で、バイアス調整をしているように、ブチブチしたニュアンスを調節できます。
バイアスとは、 真空管やトランジスタなどを適切に作動させるために、加える直流電圧のことで、これが適正でない場合に安定したサウンドにならないことがあります。
簡単にイメージしやすいのは、少なくなった電池を使うと音が大人しくなりブチブチ音切れが発生したりします。
これが逆にかっこいい!!ってなって、バイアスが適正でないサウンドが好まれている傾向があるのです。
その質感を調整できるのがSENSノブです。
このノブを11時より上げると、ファズっぽさが一気に強くなります。
しかし、11時より下げると、ディストーションっぽさに変わります。
ミニスイッチ
ミニスイッチは、上がノーマルチャンネルで、下がハイゲインチャンネルです。
この違いは結構大きくて、ハイゲインにすると破壊神が顔をのぞかせます。
逆に上に上げると素直な不良というか(笑)
他の歪ペダルやゲインブースターの言いなりに、様々な変化に柔軟に対応する良きディストーションになります。
サウンド
サウンドについてはもうさんざん書いたような気がしますが(笑)
僕のイメージではProCO RatとFuzzFaceの中間のような存在だと思っています。
ProCo Ratは、今でこそ現行品が評判悪いので、あまりいいイメージがありませんが
初期型はディストーションの名機中の名機で、使用アーティストも挙げればきりがないほどですよね。
製造年によってかなり違いのあるペダルなので、一概に言いにくい部分はありますが
状態の良いRATのような質感のディストーションサウンドを出すことができるペダルです。
ファズってイメージよりはRATに近いのかな?って気がします。
※逆にRATはファズっぽさも持ったペダルですからね。
しかし、セッティングによっては、ファズフェイスに近いですよね。
トーンベンダーにも似てるんだよな…
ボリュームへの反応
このペダルは、とにかくボリュームやピッキングニュアンスに敏感で、ハイゲインの場合でも、ボリュームを下げればもちろんですが、右手の力具合でもクリーンサウンドに持っていけます。
これは本当に恐ろしいレベルです!
いわゆる鈴なり感を出せるペダルで、軽いタッチでジミヘンなんかを弾きたくなるサウンドが出せます。
RATでジミヘン弾きたくなりますか??
そこなんですよ。このペダルの奥深さは!
本当にタッチに繊細なので、破壊神も抑制の効いた神です!
そういう意味で、バッキングにも最適ですし、ソロでもニュアンス出ますし、コード弾いてもハッキリ全部の弦が輪郭を失わずに再生されます。
この辺りが、FuzzFaceの超進化版って感じのイメージなんですよね!!
最後に
このペダルはなかなか新品では見かける機会が少ないと思います。
しかも、ヤフオクやデジマートの中古でもほとんど見かけません。
ですので、実際に手にする機会が少ないペダルだと思います。
しかし、もし見かけたときには、是非試奏していただきたいと思います。
人気ギタリストの生形真一(元ELLEGARDEN)が必ずエフェクターボードに入れているという話が頷ける品質です!
ではまた次回
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