究極のTS系？存在感抜群！SUHR Riot Reloadedレビュー
今回はSUHRのRiot Reloadedのご紹介をしようと思っています。
近年の名作ディストーションの一番手にあげられるペダルではないでしょうか？
このペダルは、僕の周りでも使っている人は多いです。
基本的な方向性
ちょっと雑な説明をさせてもらうと…
ディストーションとは、主にMarshallのハイゲインアンプのサウンドを目指している歪ペダルを指す言葉です。
激しい歪とドンシャリ系の質感が特徴になります。
つまり、ハイゲインアンプを目指しているというのが大まかな特徴になります。
しかし、このRiot Reloadedは違う気がするんです。
ハッキリ言って、ハイゲインTS系だと思います。
そこ目指している気がするんです。
チューブスクリーマーマニアの僕が言うから間違いありません！
この辺りを踏まえて今回の記事を進めていきたいと思います。
レビュー
このペダルの特徴は主に3つ。
- ノイズが少ない
- タッチに敏感
- voiceミニスイッチ
この３つの基本的な特徴を理解していただければ、このペダルの素晴らしさが理解していただけると思います。
ノイズが少ない
ハイゲイン系のディストーションでありながら、この低ノイズはまさに驚異的です。
RIOT RELOADED™ FIRST IMPRESSION - BY PETE THORN
この動画を見ていただければ少しわかっていただけると思います。
音が出ているときはもちろんですが、少し音が途切れた時など、ジーと音がほとんどはいてきません。
この低ノイズは本当にストレスフリーと言いますか、安心してONにできるペダルです。
Suhrの製品はどの製品も高品質で高額ってイメージがあります。
しかし、ギターの独自ノイズリダクションシステムなど、ノイズ対策は徹底しているのだと思います。
Suhrのアンプも低ノイズなんですよね！
タッチに敏感
歪ペダルで皆さん何を一番気にされるかと言えば、タッチやボリュームへの追従性だと思います。
歪ペダルは、【歪エフェクターの特徴】という記事でも書きましたが
歪量を増すごとに、解像度が落ち、繊細な表情が欠けてきます。
※関連記事は記事下に貼っておきます。
いわゆる【コンプ感】という言葉で表現されている部分でもありますが、潰れたような表情へ変化していくものが大半です。
しかし、このRiot Reloadedはゲインを上げても、雑にならないというか、ピッキングニュアンスやタッチの機微を表現してくれます。
また、ボリュームへの追従性も高く、ゲイン13時ぐらいまでならほぼクリーンに持っていくこともできます。
このあたりの基準もさすがSuhrといったところです。
このRiot Reloadedというペダルは、全身のRiotというペダルの進化版です。
Reloaded、つまり積み替える詰め替える、Riotに３０％ゲインを増したという意味のペダルです。
Riotは、ディストーションといてもそこまでは歪まず、ハイゲインオーバードライブってニュアンスが大きかった製品でしたが
このReloadedと進化したことで、単体での歪にで、メタルぐらいまではカバーできるようになりました。
つまり、Riotは、中音域の厚いハイゲインオーバードライブだったのです。
しかし、ブースト性能が高く、クランチな真空管アンプとの組み合わせを考慮して設計されているとしか思えない製品でした。
その性能はReloadedにも引き継がれており、僕がこのペダルがTS系だと思うのはこのあたりの演奏心地と、使う際の用途。
Bognerのペダルなんかは、単体でのサウンドメイクに意識が行くのに対し、このペダルは、他のペダルやアンプとのコンビネーションを自然と考える。
そういう特性のあるペダルだと思います。
voiceミニスイッチ
最後に、DriveとVolつまみの間にある小さなスイッチ。
このスイッチが、このペダルの価値を何倍にも高めています。
ざっと説明しておくと
こういったイメージでしょうか。
どう考えるかは人それぞれでしょうが、僕は真ん中を基準サウンドと考えており
このペダルでサウンドメイクする場合や、より激しい音楽を演奏する時は右にします。
逆に、FUNK系など、ピッキングニュアンスを出したい音楽の時は左にします。
このペダルは、このミニスイッチが付いていることで、基本的な性格は変えずに多種多様な演奏スタイルに対応できるのです。
こんな社員がいたら社長は嬉しいですよね！！
上司や部下の顔色を伺うわけではなく、自分自身の意見はしっかり持っている。
しかし、その場その場の状況を判断し、自分の立ち位置をわきまえて適切な対応をとることができる。
このミニスイッチ一つつけただけで、この対応力を付加することのできるSuhrはさすがとしか言いようがありません。
まとめ
このペダルが名機と呼ばれ、プロの間でも高い評価を得ている意味は、いろいろな現場でいろいろな音楽を演奏しているプロだからこそ感じるものでもあります。
しかし、このペダルを手にしたときに、その究極のコントロール性能を自分の手にすることができます。
まさに最強の歪ペダル。最強のディストーションペダルと呼ぶことのできる製品だと思います。
ではまた次回。
SPECIFICATIONS
Input Impedance :1M ohm
Output Impedance :600 ohm
Power Input :9VDC センターマイナス2.1mm
動作電圧 :9V～18V (通常動作 9V)
最大電圧 :20VDC
消費電流 :8mA以下
動作時間 :75～100時間
FxLink コネクター :1/8″ mono
FxLink 最大許容電圧 :3.3VDC
Shield →Tip :Activate on/off
Size :63.5mm (w) x 114.3mm (h) x 31.7mm (d)
Weight :340g
Price :￥30,000(税別)
JAN Code :4571220032042
その他の機能
バッテリーモニター :電池の電圧降下をモニター,電圧が4V以下になると自動的にバイパス状態に移行
FX LINK機能 :Riot ReloadedのON/OFFを外部スイッチでコントロール
逆電圧故障､過電圧故障を防止する保護機能回路付き
関連記事
effectorboard555.hatenablog.com
effectorboard555.hatenablog.com
effectorboard555.hatenablog.com
effectorboard555.hatenablog.com
effectorboard555.hatenablog.com
effectorboard555.hatenablog.com
#エフェクター #歪み #最強 #究極 #サー #ディストーション #ノイズ #suhr #めがね #おすすめ #オーバードライブ #とは #riot #reloaded #ミニ #クローン #自作 #レビュー #コピー #18v #schematic #相性 #アダプター #使用アーティスト #アングリーチャーリー #アマゾン #amason #音作り #音 #オペアンプ #こもる #中音 #サウンドハウス #シングルコイル #消費電流 #ハムバッカー #ストラト #ちがい #違い #チューブスクリーマー #抜け #マニュアル #メタル #Youtube #バンド #マーシャル #真空管アンプ #jc-120 #ブースター #ハイゲイン
