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もう怖くないエフェクターに必要な電気の基礎知識

今回の記事は、エフェクターを作動させるために必要な電気の話をしたいと思います。
初心者の方にも分かりやすく解説したいと思いますので『難しそう!』と思わず安心して読み進めてくださいね!

 

電圧・電流・抵抗・電力こういった単語はもう怖くない!』そう思っていただけることを目指して書きます!!

 

 

effectorboard555.hatenablog.com

 続きの記事はこちら!

 

 

 

エフェクターは電気を使って動く機械なので、動かすためには電池を使わなければなりません。


また、『電池だと交換が面倒!』って方は、アダプターを繋いで電源供給を行います。

 

エフェクター複数繋ぐ場合は、一つ一つのエフェクターにアダプターを繋ぐのは大変です。
ですので、パワーサプライという複数のエフェクターに同時に電源を供給するアイテムを使ったりします。

 

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沢山のエフェクターに同時に電気を送るよ!

 

しかし、このアダプターのチェイスやパワーサプライのチョイスを間違えてしまうと
エフェクターうまく作動しなかったり故障の原因になってしまいます。

 

ですので、簡単な知識は持っていたいところです。

 

今回の記事は2回に分けて専門的な話は省き!
ギタリストがエフェクターを使う上で最低限知っておきたい基本的な知識を解説していこうと思います。


電気の基礎知識

 

まず、簡単に電気のことを学んでおきましょう!
※本当に簡単に説明します。

 

水車をイメージしてください。
川に水車が置いてありくるくる回っています。

 

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右から左に流れているよ!

 

川の水がチロチロと少ししか流れていなかったら、水車は回りません。
川の水が勢いよく流れていれば、水車もグルグル勢いよく回ります。

 

この川の水の勢い、これが電圧です。

 

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電圧ってこんな感じ!

水車が大きな場合、川の水の勢いが大きくないと回りません。
逆に、水車が小さい場合は、先ほどと同じ勢いだと、グルグルグル!とよく回ります。

 

この水車の大きさ、これが抵抗です。

 

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抵抗ってこんな感じ!

川幅が広いと、水は分散しますからゆっくり流れます。
逆に、川幅が狭いと、そこに水が集中しますから早く流れることになります。

 

この川幅の広さ、これが電流です。

 

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電流ってこんな感じ!

電圧・抵抗・電流


この3つはお互いに影響を及ぼしあっているのが分かってもらえると思います。

 

同じ大きさの水車を動かす場合、川の流れに勢いがあり川幅が狭い方がよく回ります。

同じ水の勢いなら、水車は大きく川幅が広いとうまく回りません。


水車を回す。この目的の為に、適正な川幅と水の勢いが必要だという事です。


電気の単位

 

電圧・抵抗・電流のざっくりした意味を分かっていただけましたか?

では、それぞれが専門的にどのように表記されているかを見ていきましょう。

 

電圧(ボルト)

 

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デカい方がパワーあるのだ!

電圧はボルトと呼ばれ【V】と表記されます。


一般的に販売されている電池は1.5Vです。
家庭用コンセントは100Vです。

 

一般的エフェクターを作動させるには9Vが必要とされています。
ですので、9Vの乾電池やアダプターを使用します。
(物によっては12Vや18V必要なものもあります)

 

抵抗(オーム)

 

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大きさ違うと押す力が変わるね!

抵抗はオームと呼ばれ【Ω】と表記されます。


水車の大きさの単位ですから、大きな水車は20Ω・小さな水車はといったように
数字が大きいほど動きにくい水車という事です。


エフェクター複雑な構造だったりすると、抵抗の数値は高くなります。

 

電流(アンペア)

 

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川幅が狭い方が水は勢いがいいね!

電流はアンペアと呼ばれ【A】と表記されます。

 

ここで注意しておきたいのですが、先ほどの川幅の説明をもう一度思い出してください!


川幅が広いと水の流れは穏やかです、逆に川幅が狭いと勢いが増しいます

ですので、川幅が狭いほど、アンペアの数値は上がります。

 

4Aは1Aより川幅が狭く、1Aは4Aより川幅が広いという事です。

また、1Aは1000mAと同じなので、1.5Aは1500mAと同じになります。


電力(ワット)

 

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総合的なパワーなのだ!

基礎知識の最後に、電力のお話もしておきます。

 

電力は水車を回すための川の総合力のようなものです。


川幅が狭く、水の勢いが高ければ総合力が高い川だといえます。
また、川幅が広く、無図の勢いが小さければ総合力は低い川です。

 

電力はワットと呼ばれ【W】で表記されます。
50Wと100Wでは、100Wの方が総合力は高いので、大きな力を生み出しているといえます。


エフェクターを動かすには

 

先ほども書いたように、エフェクター基本的には9Vで駆動するようにできています。

また、エフェクターはそれぞれ構造が違いますので、複雑なものは抵抗が高くなっていきます。

 

ですので、エフェクターによって必要な電流というのが変わってきます。

 

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エフェクター持ってるだけで喜ばないで!

 

電圧はみなさん気にされていると思います。


9Vが一般的ですから、普段特に考えずに9Vの乾電池やアダプターを使い、9V以外の電圧の機材はそれ専用のアダプターを使っていると思います。

 

しかし、抵抗や電流は日ごろあまり気にすることはありませんよね??

この数値が間違っているとエフェクターうまく起動しませんので注意が必要です。

 

抵抗は、エフェクター内部のことですのでギタリストが考える事は少ないと思います。
(水車の大きさを小さくしたり大きくしたりはできませんからね)

 

しかし、電流は注意しててみてください!

 

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気にしてみよう!

 

10という水圧で、10という大きさの水車を回すのに適正な川幅は10だとします。

しかし、川幅が15でも5でも水車は一応回ります。


でも、回り方が違うと思います。

5の方が勢いよく回り、15の方がゆっくりしか回りません。

 

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抵抗と電圧は固定で、電流だけ変えるとこんなイメージ!

エフェクター本当にいい音で、本来の性能を発揮させるには、電流が適正でないといけないのです。

 

この辺りの基礎知識を理解していただければ、もう怖いものはありません!!

 

自身が使っているエフェクター何ボルト何アンペア必要なのか?
この辺りをチェックしておくと、快適な駆動環境高音質なサウンドが手に入るのです!!

 

アンペア数を調べてみよう!

 

最後に、エフェクターには必要アンペア数が表記されているものとされていないものがあります。
ですので、日ごろアンペア数に興味を持つ人が少ないのもしょうがないことだと思います。

 

そこで、エフェクターボードを組む際は、自分の使うエフェクターのアンペア数を調べておきたいところです。

 

エフェクターの公式サイトや説明書に書いてあればいいのですが、書いてないこともあります。


そこで、必要電流数を調べる機械を使って自分で調べてみましょう!

 

 

 この機材は、僕が今まで見た中では一番簡単に必要アンペア数を調べることができます。

 

方法は簡単です!

  1. アダプターを1SPOT mA Meterに繋ぎます。
  2. アンペア数を調べたいエフェクターを繋ぎます。
  3. 1SPOT mA Meterが自動的に必要アンペア数を検知して教えてくれます!

簡単に調べることができますので、是非調べてみてくださいね!!

 

ではまた次回

 

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