初心者も上級者にもおすすめMXR【MicroChorus】レビュー
今回の記事はMXR micro chorusについてとことん弾き倒した経験からレビューしたいと思います。
ハッキリ言ってこのペダルは過小評価されていると思います。
初心者から、そして本当に音楽を愛する上級者の方までエフェクターボードに組み込む価値のあるペダルです!
MXR micro chorus
僕はこのBlogを始めたきっかけは『世の中に本当に有益なエフェクターの情報が少ない』という思いもありました。
- 難しい言葉を並べて初心者が理解しにくい
- メーカーの説明をコピペしてちょっと感想を述べるだけ
このような記事が溢れかえり、本当に読者が欲しい情報は少ないと思います。
もちろん、本当に素晴らしい記事を書いている方も大勢います。
しかし、量も多く高額なエフェクターだからこそ、皆さんネットで情報を集めたいわけですし
その情報を頼りに、自分のお気に入りのボードを組もうと思っていると思います。
このBlogでは、僕自身が弾いてきて本当におすすめできる機種に絞って、実際の演奏の経験からお話ができたらと考えています。
そんな背景からもこのMXRというメーカーの経営姿勢には共感できるものがあります。
老舗MXRのモノづくり
まず簡単にMXRというメーカーがどのようなメーカーなのかを話しておきたいと思います。
このメーカーの信念と意地!そのものがこのmicro chorusに集約されていると言っても過言じゃありません。
1972年にこのメーカーは誕生しました。
ヒッピーやサイケデリックが脚光を浴び、音楽業界を席巻していた時代です。
僕はジミヘンも大好きですし、ヒッピー文化やサイケデリックは大好きです。
しかし、この時代の音楽がある種【奇をてらった】方向に向かっていたのも事実です。
そんな背景から『真面目に音楽を愛するプロフェッショナルなギタリストの為のペダルを作りたい!』と立ち上がったのがこのMXRというメーカーです。
- 高音質で妥協のないクオリティー
- 過酷なツアーにも耐えうる頑丈さ
- 幅広いニーズに応えるスタンダードな音色
この3つの信念のもと、当時、他社と比べると高価だったにもかかわらず人気を獲得していきます。
そして、トップメーカーの一つとして成功をおさめるのです。
しかし、1980年代にこのメーカーは内部分裂を起こしてしまいます。
人気・信頼の絶頂にいたにも関わらずです。
創業者の一人キース・バールさんが独立してしまったのです。
この出来事から一時閉鎖されたMXRですが、その後Jim Dunlop社が買い取り今に至ります。
micro chorusのサウンド
MXR Micro Chorus & Micro Flanger
僕はこのJim Dunlopの公式YouTubeも大好きです!
かっこいい動画をたくさん制作しています!!
100%アナログ回路による音質の良さは、動画でも確認できます。
この音質の良さ、不自然な爽やかさはなく、キラキラした輝きのようなものを付加してくれます。
原音の持ち味を消すことなく、純粋なコーラスサウンドを提供してくれます。
ですので、原音の音作りに拘っているギタリストには本当に使いやすいペダルです。
エフェクターの中には、どんなギターを弾いていても同じような音に変えてしまうそんなエフェクターもあります。
しかし、このmicro chorusは原音のサウンドを殺すことなく、自然にコーラスサウンドを纏わせてくれるのです。
また、エフェクターをONにした際、音量の上昇というものはあります。
これは、ある意味モジュレーション系ペダルの宿命と言いますか、多少の音量UPが無ければ逆に存在感のないサウンドになってしまうでしょう。
この辺りは、バッファーの関係で音量が上がってしまうと思います。
micro chorusの頑丈さ
これはMXR社製品を使ったことのある方は誰もが知ることでしょうが、とにかく壊れません!!
小型で頑丈なダイキャスト製のボディー!
僕は、20年以上MXR社の製品を使っていますが、どの機種も一度も壊れたことはありません。
ステージで誤って蹴飛ばしても、表面の塗装が剥がれるだけです。
micro chorusの音色
このペダルを購入しようかと悩む最大の理由が、コントロールの少なさだと思います。
Rate(揺れのスピード)だけじゃDepth(深さ)やLevel(エフェクト音の原音に対しての大きさ)なんかは変えれないの??
そこが一番のネックになるはずです。
僕も正直、ここはこのペダルの一番の弱点だと考えています。
しかし、考えてみてください。
コーラスペダルってどんな用途で踏みたいですか??
大まかに挙げるとこんな用途が多いのではないでしょうか??
DepthやLevelをコントロールするのって、上記では【歪と組み合わせて迫力を出す】と【エグいサウンド作りで飛び道具として】の2つぐらいだと思います。
※【歪と組み合わせて迫力を出す】もある一定のエグみを出したい状況を前提に話しています。
原音を生かした音作りを目指す【アルペジオなどに広がりを出す】や【かけっぱなしでフュージョンサウンドに】は、DepthやLevelがある程度適正に設定されていれば、固定で考えるギタリストは多いと思います。
多くの場合、原音10に対して5~7あたりで考えるギタリストが多いと思いますが
このmicro chorusは、原音10に対し7ぐらいでかかる印象です。
つまり、コーラスのエグさを求めるギタリストにはこのペダルは合いません。
さらに、現場のサウンド環境に応じて深さを微調整したいギタリストにもこのペダルは合いません。
しかし、ある一定のスタンダードな範囲で、原音を殺すことなく素直なコーラスサウンドを求めているギタリストにはベストチョイスの一つになってくると思います。
まとめ
このペダルの魅力が少し伝わったでしょうか?
僕は、このペダルを10年近く所有して使い続けてきました。
最初、中学生の時ぐらいい買ったのですが、一度手放して後悔し、復刻版を買ったのを思えています。
そして、たまらずオリジナル版も購入しました!
もちろん、このコーラスだけでずっと来たというわけではなく、他のコーラスと使い分けています。
しかし、このコーラスが持つ安心感やキラキラした美しいサウンドは、必ずほしくなるサウンドです。
僕の2nd Albumでも多用しました。
そんなに高いペダルではないので、初心者の方の一つ目のコーラスにもおすすめですし
上級者の方も、一つ持っていると必ずこのコーラスが必要という状況に遭遇するはずです。
頑丈で、つまみ一つのこの小さなペダル。
是非このペダルの魅力に触れていただきたいなと思っています!
ではまた次回。
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