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現代の質を演出するコーラスMAD PROFESSOR ELECTRIC BLUE CHORUS

現代サウンドの高水準、音へのこだわりに完璧に対応するコーラスエフェクター

今回は、MAD PROFESSORELECTRIC BLUE CHORUSのレビュー記事を書いてみます!

とにかく高水準高解像度のペダルですので、歪み、接続順、音痩せ、かけっぱなしなど、色々悩まなくて済むコーラスペダルです!

 

 

 

 

Mad Professor マッドプロフェッサーElectric Blue Chorus FAC

 

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MAD PROFESSOR

 ハイエンドなハンドワイヤード(手作業で作ること)の真空管アンプで高い評価を得るフィンランドのメーカーです。

アンプ分野で評価を上げた後、エフェクター業界にも参入し、瞬く間に高い評価と地位を獲得したモンスターブランドでもあります。

 

このブランドの高い評価の理由は主に二つ。

  1. ビョルン・ジュール(Bjorn Juhl)という天才ビルダー
  2. 完全ハンドメイドの高品質と、プリント基板による安価なラインナップ

サウンドの完成度は言うまでもないのですが、この二つの付加価値がこのブランドを、こんな短期間で一躍トップメーカーにしたのです。

 

BJFEというメーカーを立ち上げ、その高い完成度から多くの企業(日本のOneControlなど)に技術提供やアドバイザーとして 呼ばれるほど、評価の高いビョルン・ジュール

彼の技術を終結させ作られるメーカーがMAD PROFESSORです。

 

エンジニアの方の中には、機材オタクから、自作ペダルを製作しお仕事にしたという人も多いのですが

彼は、音楽のヘビーリスナーでもありまして、現代の音楽のニーズなんかをよく分かっている人なんだろうなと思います。

 

Electric Blue Chorus

 

このコーラスペダルは、完全に現代の音楽ニーズにマッチした設計になっています。

この現代のニーズというのをジャズギターで簡単に説明してみたいと思います。

 

ジャズギターの簡単な歴史

 本当に簡単に書きますよー!

超駆け足で簡単に説明するとこんな流れです。

 

注目していただきたいのは、ジャズギタリスト達がエアー感(空洞ボディのギターが持つ)を得るためにコーラスを使っていたということです。

 

この効果は、ロックなどでも用いられており、アルペジオなどで広がりを演出するのは疑似アコギのイメージがあると考えられます。

 

現代のコーラスのニーズ

昔のコーラスって爽やかな空気感だったり、エグい使い方で飛び道具的だったりと、わりと効果を与える役割が多かったと思います。

 

しかし、現代の音楽では、効果はシンセなどの電子楽器が担当することが多いので、ギターはより生のサウンドを求められるようになってきました。

 

そんな中、原点回帰とも言えるかもしれませんがソリッドギターでエアー感を演出する】そんな使われ方が多くなってきているのです。

 

 

 

Electric Blue Chorusのサウンドの特徴

 このコーラスペダルは、原音とウェット音(コーラスの音)をミックスするというサウンドメイクを行います。

ですので、原音を殺さずにコーラスサウンドを付加する事ができるのです。

 

この方法により、一般的なコーラスでは失われがちな高音域を無くすことなくアウトプットすることができます。

これが、高解像度に聴こえる原因だと僕は考えています。

 

この為、ギターがソリッドでもホローでもアコギでも、自然なコーラスサウンドを与えることができるのです。

 

この特徴は、エフェクターの繋ぎ順にも良い影響を与えます。

 

歪の前でもOK

一般的に、コーラスは歪の後ろに置くといわせています。

これは、歪の前に置くことで、高音域をロスし、揺れを付加した音に歪をかけることのデメリットがあるからです。

 

しかし、Electric Blue Chorusは原音を殺さずにアウトプットするので、歪ペダルの前に配置していても美しいコーラスサウンドになります。

何より、フルアコセミアコを歪ませたような独特のサウンドを演出でき、高いクオリティだからこそ、安心してエフェクターの繋ぎ順を試行錯誤できるのです。

 

歪とコーラスの組み合わせに悩んでいる方も多いと思うので、この辺りは参考にしてみてください!

 

ハンドワイヤードとプリント基板の違い

 

最後に、このペダルの購入を考えている方の最大の悩みについてお話します。

 

高価なハンドワイヤードと、安価なプリント基板のどちらを買おうか?

そう悩まれている方は多いと思います。

 

値段が倍近くしますからね…

 

ハッキリ言いますと、両方の音の違いは大きくはありません。

僕は、ツアーなどの過酷なお仕事にはハンドワイヤードを、レコーディングなどのお仕事にはプリント基板を使い分けています。

※逆だろ?!と思われる方もいると思いますが、ハンドワイヤードの方が修理が圧倒的に楽なのです。 

 

気持ち、ハンドワイヤードの方が、ハッキリした音像で、解像度の高いサウンドだなと思う程度です。

基本的には、どちらを使っているのか意識することはありません。

 

まとめ

 

このペダルは、胸を張っておすすめできるコーラスペダルです!

エグい使い方や、昔のロックの再現などに使うイメージがなければ、一つ持っていると様々な場面でこのペダルの存在感を実感する事でしょう。

 

コーラスが苦手という方も、是非一度弾いてみてほしい!そんなエフェクターです。

 

 

 

ではまた次回。

 

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