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黄金の歪の王様!JetterGear GOLD Standerdレビュー

ダンブル系の歪みペダルで評価の高いJetterGearGOLD Standerdのレビューを記事にしたいと思います。

 

僕は、このペダルを3年前ぐらいに購入しまして

テレキャスストラト、PRS 、セミアコなど様々なギターやアンプで

ライブやレコーディングなど様々な環境で弾いてきました。

そして、かなり信頼感を持っています。

 

かなり理解できたかなと思いますので

記録の為にも記事にしておこうかなと思っています。

 

 

 

 

まず簡単にこのモデルの説明を書きます。

(メーカーの説明を引用しながら書きます)

 

ダンブル系オーバードライブとして評価が高いRed Shiftを

少しゲインアップしたモデル、Gold Shift(現在生産完了)と

絶品クリーン〜ローゲインドライブサウンドのHeliumを1つ筺体に収めた2in1ペダルです。

 

ペダルの右側がGOLD Shiftで左側がHeliumとなっています。

Gold Shiftはゲインが高く、粘りのあるウォームなトーン。

更に、ミニスイッチにより2種類のサウンドを選ぶことができます。

Goldポジション(上)は高域の倍音が豊かで、全体的に太くオープンでワイドレンジです。Shiftポジション(下)はややダークでコンプレッションされたトーンで、GOLDポジションに比べるとゲインや音量が上がります。

Heliumは、クリーンブースター〜ローゲインオーバードライブです。

クリーンなセッティングではきらびやかな艶とふくよかさがあり、この手の極上クリーンブースター同等のクオリティを持っています。

徐々にDriveを歪ませていきますと、非常にナチュラルでワイドレンジ、スムース、レスポンスも良く、まさに上質なチューブアンプを歪ませている印象です。

両方のチャンネルを同時に起動させることもできます。

 

 

Jetter Gear/GOLD 45/100

Jetter Gear/GOLD 45/100

 

 

 

ここから僕の感想

 

まず気に入っている点から書いていこうと思いますが

 

両チャンネルとも本当にナチュラルな音色を持っています。

エフェクターOFF時のサウンドとON時のサウンドの変化が本当に少ないペダルです。

 

アンプを歪ませているギタリストも、クリーンに設定しているギタリストも

ペダルを踏んだと時に原音が大きく変わるのは感覚的に踏みづらく感じるはずです。

 

しかし、このペダルは殆ど原音の質感を変えません。

質感を変えずに設定量の歪みを加えてくれる感覚です。

 

特にHeliumの方は、本当にナチュラルな質感です。

アンプをクランチに設定した時のように原音にジワッと歪みが纏わりついてきます。

この歪みの量を好きな設定にできるわけですから、理想的なペダルと言えます。

 

歪系ペダルの弱点は、ONにすると音が潰れて抜けが悪くなることだと思いますが

原音をクリーンブースターで艶を与えたような効果がありますので、聴覚上はOFF時と変わらない質感に感じるんだと思います。

 

GoldSiftのほうも基本的には原音を崩さないチューニングになっています。

しかし、Heliumと比べると歪みの質感が違います。

 

よりサスティンがあり、中低音が粘り強く歪んでくる印象です。

速弾きなどにはこのぐらいのチューニングでないと弾きづらく感じるでしょう。

 

どちらのチャンネルも、驚くほどピッキングニュアンスやヴォリュームに反応してくれるので

アンプライクなOver Driveを探している方には絶好の選択だと思います。

 

次にちょっと残念な点を

 

このペダルは信号がGOLD Sift→Heliumと流れるようにできています。

ですので、同時にONにした場合は、HeliumのサウンドをGOLD Siftでプッシュする形になるのです。

 

これは好みだとは思うのですが、僕は逆にできたら良かったなと思いました。

 

Heliumでクランチ。

GOLD Siftでハイゲイン系。

と設定して使っているので、ここぞという時のモアゲイン!って時にはハイゲインであるGOLD Siftをプッシュしたいんですよね。

 

もう一つ気になる点は、この2種類のチャンネルに共通することなのですが

トーンが暗めにチューニングされているということです。

 

ダンブル系のペダルはだいたいこの傾向がありますね。

 

トーンノブを12時にした時に、原音より暗い印象になります。

ですので、両チャンネル共、トーンを上げ目に設定しています。

 

特にGOLD Siftは攻撃的なハイゲインという役割で使っていますので、トーンは15時ぐらいの設定にしています。

 

この辺りは、弾いている環境などによって変わってきますが

セミアコなどの甘いサウンドのギターをつないだ場合や、アンプのサウンド、バンド全体のEQバランスによって微調整していくことを考えると

もう少し明るめのチューニングにっしてもっらっていたら設定する(使える)範囲が広かったかなと思います。

 

僕は本物のダンブルアンプを弾いたことがないので、ダンブルサウンドを目指してというより

自分のアンプの質感を変えずに歪みを加えたいという希望からこのペダルを使っていますの。

 

ダンブルサウンドを目指している方には、このトーン設定がいいのかもしれませんね。

 

まとめ

 

ちょっと参考になったでしょうか?

 

アンプライクなナチュラルな歪みを探している方には本当にいいペダルだと思います。

今まで沢山の歪みペダルを使ってきましたが、どんな環境にも、どんなギターにも

安定して使えるペダルというのは意外と少ない印象ですが

このペダルは、トーンの問題はあるにせよ、これさえあれば!と信頼できるペダルです。

 

JCなどのトランジスタアンプの硬さを和らげる効果も期待できます。

(最後にさらっと書きましたが、この問題に悩んでる方は多いですよね

JC対策ペダルとしてもとても優秀なペダルですよ!)

 

Heliumだけ単体で欲しいくらい良いペダルです。

 

ではまた次回。

 

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