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プロギタリストがエフェクターなどの知識を大公開!必ずあなたの音を良くするBlog!

情報は自分で吟味しよう。

このBlogでは、プロギタリストの目線で【もっと音楽が楽しくなる】を基本コンセプトに記事を書いています。

  • もっと音をよくしたい!
  • 日頃の音楽の悩みを少しでも楽にしたい!
  • ライブで楽しく演奏したい!
  • 音楽の知識を深めたい!
そんな方々に、少しでも楽しくなる機会になればいいなと思っています。
ですので、基本的に音楽(ギター関連多め)で書いていっていますが、時々、自治ネタも絡めながら少しでも身近に感じてもらえる内容も入れていこうと思っています。
 
ということで、今回は自治ネタを音楽的な視点から書いてみようかなと思っています。

小泉進次郎さんの報道

最近、TVやWebNews・TwitterなどSNSで話題になってます小泉進次郎さん。

自民党をぶっ壊す!』で有名な第87~89代内閣総理大臣小泉純一郎さんの息子さんとして多くの日本国民に知られている自民党衆議院議員です。

 

ちょっとここで話しておきたいのは、僕は楽家という立場にありますので、基本的には政治的な思想の発信はしないと決めています。

【音楽家は音楽で思想を伝える】ギタリストのPat Methenyがそう仰っていましたが、僕も基本的にその考えに賛同しています。

 

ですので、今回の記事は政治的な思想とは関係ないと最初にお伝えしておきます。

 

さて、小泉進次郎さん(以下、小泉さん)が9月11日に環境大臣に就任して以来、なにかと話題が取り上げられています。主な報道内容をまとめておくと...

  • 環境大臣就任会見で、前大臣の発言を否定し謝罪
  • 翌日、福島県へ訪問し、原発に関する謝罪行脚
  • その後のポエム会見
  • 22日の国連本部でのセクシー発言

僅か11日間の間に、こんなに話題に上りネットユーザーからは批判が多数出ている印象です。

歴史的な前総理の息子さんですし、国民の期待も高い存在でしょうし、お嫁さんは超有名人ですし、目立つ存在であるのは事実です。

それに、お父さんもそうでしたが、少し一般人の感覚と違う独特の世界観を持っている人物だと思います。

 

メディアの偏向報道

しかし、ネットユーザーの批判を目にする度に、僕はすごく違和感を感じてしまします。

その批判は本当に正しい批判なのだろうか??と

 

直近の【セクシー発言】を取り上げても、このセクシーという言葉ばかり先行してしまい、全体像を発信しているメディアはほとんどありません。

皆さんは全体像を把握しましたか?僕はそういう記事や報道は一つも目にしていません。

アメリカのネット記事で報道され、それを日本国内で再報道されという流れのようですが、元のアメリカの記事も詳しい内容は書かれていませんでした。

※日本では海外で批判されているといった内容で受け止められている方もいるようですが、アメリカの記事では決して批判されてはいませんでした。

小泉さんというより、日本の環境問題への対応、特に脱炭素問題についての批判は含まれていましたが。

 

このセクシー発言は、全貌が明らかになっていないにもかかわらず、国内でこうも多くの批判が沸き起こっているのです。

本当に不思議に思いますよね??

 

そもそも、この会議がどういった会議で、どのような流れで小泉さんが発言し、どういった環境問題を取り巻く状況が存在し、という概要は全く見えてこない報道です。

 

これはすごく問題だと思います。

 

街で、大声を出している人がいたとして、お前は変だー!って批判が集まる。

しかし、その人がどういった経緯で大声を出したのか誰も知らない。

そのどういった経緯というのを取材し報道するのがメディアのお仕事ですよね?

 

メディアの偏向報道は今始まったのではなく昔から当たり前に存在しています。

 

僕は音楽家なので、音楽に関する報道を目にするとすぐにわかります。

今回の小泉さんの件も、環境問題や政治や国際社会に詳しい人は、すぐに偏向報道だと分ったでしょう。

 

本当に批判されるべきなのか?それはセクシーという単語だけでは判断できないはずなのに、そのインパクトのある単語だけ報道され、全容が明かされていないのです。

 

音楽の場合

音楽の世界にも同じようなことは沢山あります。

雑誌の記事を読んでいると、全貌が明らかになっていないにもかかわらず、これが全てですって断定的に書かれている事は多いですよね。

 

機材のレビュー記事なども、例えば新作オーバードライブのレビュー記事など

有名ギタリストが試奏し、抜けがいい!ピッキングニュアンスに敏感!いいバッファーが使ってありますね!といった事が書かれています。

このペダルが欲しい!ってついつい思ってしまいますよね?

 

ジャズギターの特集記事が出たとして、Charさんなどが呼ばれてコメントをしたりします。

僕は、Charさんが嫌いなわけではありませんし、批判をしているわけではありません。

それに、ジャズギターの特集だからと言ってジャズギタリストだけの意見では面白くないかもしれません。

しかし、毎回、呼ばれるギタリストに偏りがあるなと感じたことはありませんか?

これでは特定の人間の偏った考えしか情報が出てきません。

 

もちろん、ネット記事も雑誌も、伝えられる情報量は限られていますから、全てを細かく伝えることは不可能です。

ですので、そこから先は受け手が考えを広げていくしかないとは思います。

 

しかし、音楽の雑誌などの発信者は、その影響力についてもう一度襟を正し考え直す必要があると思います。

 

編集部の人・広告など契約している企業・提携しているギタリスト、このような限られた狭い世界が、あたかも全てのように情報が発信されている事はおかしいのです。

 

受け手側の対処法

メディアの情報を信じすぎないように、受け手側が対処していくしかありません。

 

自分にとってどうでもいい内容の記事はスルーしていいと思いますが、これは気になるな!って内容の記事

ちょうどオーバードライブを買おうとしていたんだよ!とか、ジャズギター気になっていたんだよな!って時とか

そういった時は、雑誌の内容がきかっけにはなると思いますが、そこから先もう少し自身で調べて知識を深めていきたいです。

 

雑誌に書いてあるからこうなんだ!Charさんが言っているからそうだ!って思いやすく記事は書かれていますから、そこで考えを止めてしまうのは危険なのです。

 

セクシーなんて発言して日本国民として恥ずかしい。小泉さんは頭が悪いんじゃないだろうか?こういったとこで考えを止めてしまっては危険なのです。

 

これは陰謀論とかではなく、少しの情報が全てと思うことは危険だという話です。

なぜこんな話をするのかというと、人間はそう思ってしまう生き物ですし、報道は大衆がそう思うように誘導するようできているからです。

それだけ影響力が強いものなのです。

 

ネットの記事

最後に音楽関連のネット記事について触れておきます。

 

エフェクターなど買いたい時には、ネットで評判を調べたりして参考にする人は多いと思います。

僕も、そういった記事や製品レビューを読んだりしています。

しかし、ここで重要なのが、その記事を書いている人って本当に信用できる人なの?ってことです。

 

アマゾンのレビューが多いとついついそのペダルが欲しくなってしまいます。

サウンドハウスのレビューでいいことが書いてあると、ついついぽちっとしたくなってしまいます。

 

しかし、記事だけで判断するのは怖いことです。

数万円の買い物ですし、記事を読んで気になったのなら買う前に一度自身で試奏してみてください。

 

今は中学生でもスマホを持っている時代です。

Yahoo知恵袋の質問に答えているのが中学生でもわかりません。

ギターを始めた初心者が、あたかも玄人のように答えている場合もあります。

そのペダルをライブで一度も使ったことがなく書いているかもしれません。

 

ネットで簡単に情報が得れる時代だからこそ、本当に自分に大切な情報だけは、吟味し最後は自分の耳で判断する。

そういったひと手間を惜しまずに、膨大な情報と雑誌などの僅かな権威と向き合っていきたいものです。

 

ではまた。

 

中嶌真平

 

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